カテゴライズされた枠の中に留まる事無く、ストリートシーンやサブカルチャーを牽引するインフルエンサーからリアルユーザーに至るまで、多種多様な足元のマスターピースとして長きに渡りシーンの第1線で活躍し続ける「SUPER STAR(スーパースター)」。
1969年に誕生して以来、当時の「NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)」で活躍したスタープレーヤー「KAREEM ABDUL JABBAR(カリームアブドゥルジャバー)」氏が着用し、"まるで足にシューズがプリントされているようだ"と絶賛し、貝殻をモチーフにした「トゥ(爪先)」のラバーパーツ「シェルトップ」が「前足部」のガードとして機能し、多くのプレーヤーの支持を得たバスケットコートでの活躍。リリースされてから「made in FRANCE(フランスメイド)」を始め、諸外国で製造された事で数多くのカラーバリエーションが存在し、「adidas(アディダス)」のブランドフィロソフィが詰め込まれた名作です。
また「adidas」とサブカルチャーの切っても切り離せない関係の中で、密にリンクするエピソードが語り種として存在するのも「SUPER STAR」の人気を支える由縁の1つ。
80年代にヒップホップカルチャーをオーバーグランドに押し上げた立役者「Run-D.M.C.(ランディエムシー)」が愛用した事により、ヒップホップカルチャー共に密接なヒストリーを築き上げ、90年代には様々なサブカルの中のファッションアイコンだけではなくスケーターなどのアクションスポーツシーンでも愛用されるなど、現代まで色褪せる事無く輝き続ける定番モデルとなりました。
そんな名作をベースに数多くのブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけではなく、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで、その活躍は多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」のクリエイティブディレクターである「国井 栄之(クニイシゲユキ)」が提案する「SS 80s MITA PYTHON(スーパースター80sミタパイソン)」が「adidas Originals for mita sneakers(アディダスオリジナルスフォーミタスニーカーズ)」プロジェクト第6弾としてゲリラリリース決定。
今作のプロジェクトは「SUPER STAR」のスタンダードモデルとしての存在価値を再構築する為、普遍的なオリジナルディテールをベースにしながらも、あえて完璧な復刻ではなく現代的なリヴィジョンや価値観を融合させる事により、あらゆる世代のベクトルをニュートラルに表現しています。
「アッパー」マテリアルには高級感の溢れる上質な「ヌバック」を採用。「ヒールパッチ」「スリーストライプス(3本線)」には2013年の"干支"である"巳年 / YEAR OF THE SNAKE"からインスパイアされた"大蛇"の"鱗(ウロコ)"をモチーフにした「パイソン柄(蛇)」を型押しで表現し、クラシックなシルエットを継承しながら絶妙なアクセントをプラス。
更に脱ぎ履きを容易にする「シュータンタブ」「ヒールタブ」を設置する等、実生活には必要の無いオーバースペックな「機能性」ではなく、様々なライフスタイルにフィットする徹底的に追求された実用的な「機能性」を組み込む事で、タウンユースにおいてそのポテンシャルを実感する事が出来ます。
「ソールユニット」はオリジナルモデル同様の「オパンケ縫い」で仕上げられ、「インソール(中敷き)」の表面にはオリジナルモデル同様の足触りの良い「スウェード」を採用しながら、裏面には「クッショニング性」を向上させる「EVA(エチレンビニルアセテート)」を搭載する事でクラフト感に溢れる風合いと実用的な「機能性」を両立しつつ、「mita sneakers」のアイコンである「CHAIN LINK(金網)」が「レーザー加工」にて刻まれています。
更に、通常「インソール(中敷き)」に貼付けられる「ステッカー」を、あえて「織りネーム」として縫い付ける等、細部にまで拘りを凝縮。
スタンダードとは時代やユーザーと共に変化するものであり、「adidas」が誇る普遍的な価値と本来の魅力を凝縮した「SS 80s MITA PYTHON」は、正にそんな言葉を具現化した1足。その歴史の重みを継承しブランドフィロソフィを反映した名機に、新定番としての懐古主義ではなく温故知新としてのアプローチを示した今作を是非、足元から体感して見て下さい。
adidas Originals for mita sneakers adidas SS 80s MITA PYTHON 「mita sneakers」 BLK/RED/PYTHON